11.マスクの普及について教えてください

株式会社インテージによると、2016年度の販売金額は500億5千万円に達し、マスク市場は年々拡大しています。
 
1990年代までは平型のガーゼマスクが主流でしたが、2000年には不織布が家庭用マスクに採用され、プリーツ型や立体型のマスクが登場しました。ガーゼマスクに比べ異物を除去するフィルター性能に優れる不織布マスクは、2002年に新型肺炎SARS(サーズ)がアジアを中心に流行するなど空気感染への予防意識が高まり、普及が進みました。さらに2009年に流行した新型インフルエンザ(A/H1N1)や中国の大気汚染の影響による微小粒子状物質(PM2.5)濃度上昇の影響もあってマスクの普及と着用習慣が一般化しました。
 
一般的にマスクは、空気が乾燥する11月頃から1月頃は風邪・インフルエンザ対策、3月~4月は花粉対策として需要が高まりますが、最近では年間を通じて生活必需品になりつつあり、季節や目的に沿った様々な機能を持たせたマスクが販売されています。

2017.12.18

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