15. インフルエンザについて教えてください

インフルエンザ(influenza)は、インフルエンザウイルスを病原とする気道感染症です。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感の症状が急速に現れるのが特徴です。併せて普通の風邪と同じような症状(のどの痛み、鼻汁、咳)の症状も見られます。
 
インフルエンザには毎年流行が見られ、北半球では12~3月頃、南半球では6~9月頃が流行のピークとされています。日本でのインフルエンザの発生は11月下旬から12月上旬に始まり、翌年の1月~3月頃に患者数が増加します。
 
インフルエンザウイルスにはA,B, Cの3型(これらは季節性インフルエンザと呼ばれています)があり、流行するのはA型とB型です。
ここ数年、日本で流行しているインフルエンザウイルスはA(H1N1)亜型、A(H3N2)亜型(香港型)とB型の3種類です。
このうち、A(H1N1)亜型のウイルスは、ほとんどが2009年4月に発生した新型インフルエンザ(H1N1pdm)ウイルスです。
当時は日本でも免疫をもっていなかったウイルスだったため、同年秋季を中心に大規模な流行となったのを覚えている方もいると思います。
これら3種類のインフルエンザウイルスは毎年世界中で流行を繰り返していますが、流行するウイルス型や亜型の割合は国や地域、またその年ごとにも異なります。
厚生労働省のHPに掲載してあるインフルエンザ予防対策を以下に記載しますので、参考にしてください。
 
【インフルエンザの予防対策】
1.流行前のワクチン接種
2.飛沫感染対策(咳エチケット)
3.外出後の手洗い、うがい
4.適度な湿度の保持
5.十分な休養とバランスの取れた栄養摂取
6.人ごみや繁華街への外出を控える
 
インフルエンザを完全に防ぐ事は難しいですが、マスクを着用するなど、感染を広げない事も大切になってきます。
 
参照:厚生労働省(インフルエンザQ&A)
NIID国立感染症研究所(インフルエンザとは)

2018.12.21

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